【伊藤 彩乃】野生動物保全管理・自然環境保全で現場とアカデミックを繋ぐ存在になる。
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【伊藤 彩乃】野生動物保全管理・自然環境保全で現場とアカデミックを繋ぐ存在になる。

タグ
野生動物保護🐘
環境🌱
形態
プロジェクト
参加プログラム
WILDLIFE ACTION🐅
年代
20代
所属
北海道大学
Instagram
Instagram (2)
次世代リーダーイベント
最終更新日
Website
小笠原チョウ類調査から帰る船内にて
小笠原チョウ類調査から帰る船内にて

野生動物と人がどう折り合いをつけて共生するかを学び、アクションを起こしたい

-プログラムに参加した理由-
 
野生動物保全に興味があるのは、小さい頃から動物が好きだから。オーストラリアに渡航した際に野生動物の魅力を更に引き込まれたというのも理由としてあります。獣医の道も考えましたが、動物の病気を直すという専門的なことより、地域の人たちと共に野生動物保全や環境保全に関わることを全体的に学びたいと思い、帯広畜産大学に入学しました。大学では実習が多く、野生動物に限らず、豚を育てて、ソーセージを作ったり、搾乳するなど様々な観点から動物について学びました。
 
WILDLIFE ACTION2参加をした当時は大学4年生の時で、野生動物に関する研究や野外の調査をしていました。野生動物を守るとなると、人との繋がりが大事になることを実感していました。また、畜産関連の人や環境保全の人のお話を聞く機会も多かったのですが、自然環境と人間社会の折り合いがとても難しいと感じていました。
 
WILDLIFE ACTION2をpeatixで見つけた時、野生動物保全や環境保全、そして海外に関わる人から実際の話をきけることを魅力に感じ参加を決めました。また、座学や調査をしているだけだとなかなか世の中に還元できていないというもやもやがあり、仲間を見つけアクションを起こすということも興味が湧いた理由です。
 
ゼニガタアザラシ研究グループとして小学校で環境教育を行う(帯広畜産大時代)
ゼニガタアザラシ研究グループとして小学校で環境教育を行う(帯広畜産大時代)
 

ロールモデルやアクションを共に起こす仲間との出会い

-プログラム前後の変化-
WILDLIFE ACTION2では、実際に現地で地域住民を巻き込んで活動している岡安さんの話をきいて、動物や自然だけにフォーカスをするのではなく地域の人々との繋がりをもって活動することの重要性を再認識することができました。
 
また、DAY4では野生動物保全に関するアクションプランを出し、仲間を募り、プロジェクトを起こすという内容があったのですが、そこで自分の考えに共感してくれる人が見つかり、プロジェクトを実際におこせたことはとても嬉しかったです。
 
また、この頃北海道大学院への進学が決まっていた頃なのですが、自分の中で「野生動物保全や環境保全に地域との関わりは外せない」という想いがあったので、プログラムで岡安さんの話を聞いて再認識できたことは大きかったです。身近にロールモデルがいなかったのですが、自分の考えは間違っていなかったんだ!という安心感と実際に今も活動している方と出会えたことで、自分のこれからの道をより模索しやすくなりました。
220727WSGZ岡安さんインタビュー時
220727WSGZ岡安さんインタビュー時

野生動物に関心がある人を現場に繋げる、活動に繋げる

-現在のミッションやそれに向けて取り組んでいること-
WILDLIFE ACTION2のアクションプランとして、「野生動物職業・大学図鑑」プロジェクトを始めています。学部生の時から野生動物保全管理関連の職業を探していますが、選択肢が少なく、且つやりがい搾取で報酬が宜しくないところも多く、未来に希望をもてる選択肢があまりありませんでした。こんなにも想いを持って学び、熱意がある人が多いのにもったいなし、現場で働かなくても例えば映像やアートなど様々な方法で関わることができると思っています。
 
学んでいる人はもちろんのこと、そうじゃない人でも何かできる選択肢を提示したら、「将来自分にも何かできることがあるかもしれない!」と思う人がいるかもしれないと考え、野生動物に関心がある人を現場に繋げる、活動に繋げるような「野生動物職業・大学図鑑」プロジェクトを起こしました。今は野生動物保全関連で活動している方々にインタビューをし、それを自分たちで作ったHPに更新していく予定です。プロジェクトメンバーを増やし、活動の幅も広げていきたいと考えています。
 
また、今後はアカデミックな場所で学びつつ、フィールドへの還元もできるような、学問と地域社会の両者を結びつける存在になりたいと思っています。例えば、コウノトリ保全では数が減っているので、保全しないといけないよねという生態学側からの意見と、コウノトリがいると稲を食べるのでいらない!という地域の意見があり、アカデミックと現場のニーズはずれていることが多く、押し付けになりがちです。この地域では、「コウノトリも食べる無農薬のお米」という付加価値をつけて、保全と発展のどちらも進めるということで折り合いがつきましたが、人が仲良くすることによって、よりスムーズに、野生動物保全や環境保全が進み、自然と人との共生を実現していきたいです。
 
現場とアカデミックを結びつける存在、行政と地域を結びつける存在に。
そのためにも「野生動物職業・大学図鑑」プロジェクトで多くの方に希望ある未来を提示すると共に、自分の将来の選択肢も見つかる・つくるきっかけにしていきます。
ヒグマ調査の様子
ヒグマ調査の様子