【重田美優】先住民族の知恵を未来に紡ぐ
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【重田美優】先住民族の知恵を未来に紡ぐ

タグ
先住民族
アイヌ
自然との共生⛰
形態
現地就職🌎
参加プログラム
マレーシアインターン、NATURE PROGRQAM、IKIGAI、ニールセン、リベラルアーツ
年代
20代
所属
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Instagram (2)
次世代リーダーイベント
最終更新日
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Website
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これだったら誰にも負けないということをやってみたい

ーなぜ参加をしたのかー
当時大学3年生、わたしはハンドボールに専念していました。就活を前にこれからどうしようかなと考えていた時に、海外に行って自分の目で世界を見てみたい、留学もしてみたい、運動でも体育会も最後までやり切りたいという思いがありました。所属していた体育会では、途中で休学や留学はダメだと入部時に言われていたので、大学4年間、ハンドボール部をやり遂げてから休学して海外に行こうと考え始めていました。お金がなかったので、TOBITATE留学ジャパンに申請を検討し、海外の実践経験が必須と書いてあったので先輩に教えてもらい、タイガーモブの海外インターンに応募をしました。不動産には興味なかったのですが、人間の幅が広がるので逆に全く興味のないことをやってみようと思い、マレーシアの不動産に関するインターンシップに行きました。当初は2週間程度と考えていましたが、タイガーモブの古田さんに行けるMAXの期間で行った方が良いとアドバイスを受け、半年間行くことにしました。
 
海外インターン後はネイティブアメリカン学を勉強したくて、シアトルのワシントン大学に9ヶ月間留学をしました。自然と触れ合うことを小さい頃からしており、遊び場としても、お母さんに怒られたときに1人になる場所としても、よく森に行くような子供でした。小5の社会の授業でアニミズムという言葉が出てきて、生物・無機物を問わないすべてのものの中に霊魂、もしくは霊が宿っているという考え方に出会いました。(当時は「あ、私だ!」と思い、図書館で本を読み漁っていました。)
 
社会人になる前に後悔したくないと思い、ネイティブアメリカンの憧れていた世界に生で触れてみたいと思い留学をしました。本で語られたことが、同じ景色を見ながら当事者の話を聞けることに感動をした記憶があります。
 
北海道合宿NATURE PROGRAM in HOKKAIDOへの参加理由
アメリカの経験も踏まえた上で、“全ての人が自分らしくある”という前職の会社の考え方が合い、人材系企業に入社をしました。理念に共感して入社をしたものの、常に営業の競争の世界が待ち受けており疲弊していました。自分は人から評価されることがあるはずなのに、数字だけで評価をされ、自分の中で、自分は価値がない状態だと思うようになってしまっていました。せっかくの人生なので、自分がこれだったら誰にも負けないということをやってみたいと思った時に、「北海道合宿あと1枠」という投稿を見ました。当時はアイヌ民族のことをあまり知らなかったですが、先住民族や人と自然との共生にピンときて、とりあえず行ってみようと思いました。
 
 
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チャレンジするハードルを下げる経験

ープログラムで実施したことー
◉マレーシアインターンシップ
マレーシアのインターンシップ開始時は、自分が何が好きで何が得意かわからない状態だったので、「なんでもやります!」というスタンスで、営業も含め人事関連、新規事業の立ち上げもスタート日からやり、最後は経理まで経験させてもらいました。他のインターン生と密に関わっていたので、彼/彼女たちがどんな思いで、仕事で何をしたいのかを聞き、会社の戦略とマッチングさせていました。最後は拠点長からタスクをまる振りしてもらい、自分で担当を割り振るようなマネジメントもさせてもらっていました。最初は任される幅が小さかったですが、成果を出すことで、任されて行く領域が増えていきました。できることをやっていったら次の仕事で帰ってきて、こうやって仕事を進めていけばいいんだと、仕事の面白さを知ることができました。
 
マレーシアのインターンでは、チャレンジするハードルが下がりました。海外に行ったことがない、英語も話せない、不動産のこともわからない、何もできない状態で採用してもらいました。でもできることは必ずある、そこから始めれば、未知の領域に飛び込むことをそんなに恐れないようになりました。
 
◉北海道合宿NATURE PROGRAM in HOKKAIDO
ネイティブアメリカンを学ぶためにアメリカに留学しましたが、海外に求めなくても目の前にこういう世界があったんだと衝撃を受けたのがNATURE PROGRAMでのアイヌ民族の方々との出会いでした。アイヌ民族は、北のほうに住んでいる別の民族で数が減っている、自分との繋がりはないと思っていましたが、アイヌ民族のアト゜イさんの話を聞いて、もともと日本に住んでた人の中の一つのグループだと知りました。それを日本人なのに知らないと衝撃を受け、もっと知りたいという衝動に駆られました。
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歌と踊りでアイヌ民族の知恵や世界観を紡ぐ

ーミッション実現に向けて実施していることー
先住民族には、昔から人と自然の共生をして育んできた世界感や知恵があります。その先住民族が持っている知恵や世界観をいろんな人に知ってもらい、未来に生かされるような知恵になるように動きたいです。
 
自分が日本人だということが、アイヌの伝統を絶やすきっかけになってしまっているのでそこを勉強して、世界に彼らの知恵を伝えていきたいと考えています。そのために、2022年からアイヌ民族の知恵や世界観を表現する「アイヌ詩曲舞踊団モシリ」の一員となり、日々学んでいます。
 
 
モシリは音楽という手段でアイヌ民族の世界観を伝えています。
今まで言葉という表現方法でしか考えていなかったのですが、舞台を通してあんなに人に影響するんだと毎日近くで見ていて肌身で感じました。言葉以外の武器として、言語の壁も国境も超える踊りを身につけて、昔の人の知恵を未来に生かしていきたいです。
 
モシリを選んだのは欲しいものがシンプルにそこにあったから。
今それを選ばなくても後悔しそうだと思いました。大学でネイティブアメリカンを勉強したり、会社をやめて北海道合宿には行きましたが、これまで自分の関心ある分野を専門に活動していなかったことに気づきました。そこにどっぷりつかれる環境があり、失うものも多いけど、守りたいものより得たいものの重さが重かった。たくさん考えた結果、アイヌ民族にどっぷり浸る選択を取りました。
 
アト゜イさんが持っている考え方をはじめとして、アイヌ民族が持っている伝統や考え方を学びたいです。以前は自分の知りたいことを知ることが学ぶということだと思っていましたが、まずは自分のフィルターをかけずに、全ての世界観を受け入れてやってみようと思っています。それをしないと搾取になる。そういう人間にはなりたくないと思い、どんなこともどんな伝統もまずはやってみることから始めてみます。
 
昔から自然と共生した人の考え方は未来に必ず活かせます。例えば国連の中で、先住民と国際社会の人と一緒に話し合って、解決策を見出していくような場がもっとあって良いと思っています。先住民の知恵に価値がおかれて、解決策が見いだせればもっとより良い未来が築けるはず。
 
国連で提起できるようになること、そしてブロードウェイに立ち、歌と踊りで先住民族の考えや知恵を紡いでいくことを目指しています。そのためにも、まずは何も信頼がない状態で自分のことを言っても仕方がないので、受け入れてから未来を変えていこうと思います。
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